アナログで絵を描きたい方へ -油絵を勧めるワケ-

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はじめに

こんにちは、油絵を描いているKahomiです。

iPadやペンタブがあれば、絵はいつでもどこでも描ける時代…それでも「一度、手を動かして“アナログ”で絵を描いてみたい」と感じたことはありませんか?

最近、生成AIの普及によりイラスト領域もAI製のものが増えてきましたね。そんな中で、やはりアナログ画材を用いた絵は現物として残り、絵を描いたという実感があります。

「絵を始めてみたいけれど、水彩・アクリル・油絵、何を選べばいいか分からない」

今回は、私が油絵をおすすめする理由と、最初に揃えておきたい画材について、初心者の方やアナログ絵を始めてみたい方向けにまとめてみました。

デジタルで絵を描くことが多いんですが、最近なんとなく“手で何かを作りたい”気持ちが強くて…油絵ってどうなんでしょう?

その感覚、すごくよく分かります。私自身、油絵を始めてから『これは他の画材にはない体験だ』と感じることがたくさんありました。今日はその魅力を、正直にお伝えしていきますね

この記事では、アナログで絵を描いてみたい方に向けて、数ある画材の中でも「油絵」をおすすめしたい理由をお話しします。

なぜ今、「アナログ」で絵を描きかくなるのか

デジタルツールは便利です。色も無限に選べるし、やり直しも一瞬。効率だけを考えれば、油絵がデジタルにかなうものはありません。

でもだからこそ、「手を汚しながら、時間をかけて一つのものと向き合う」という体験に、逆に価値を感じる方が増えているように思います。絵の具のにおい、筆が画面をこする感触、乾くまで待つもどかしさ――そのすべてが、デジタルにはない“実感”につながります。

油絵ってどんな画材?

油絵は、油絵の具を使って描く伝統的な技法です。乾くのに時間がかかる分、他の画材にはない特徴があります。

メリット

  • 乾きが遅いので、色をのせたあとでもゆっくり考えながら直せる
  • 何度も重ね塗りができ、深みのある色や質感を出しやすい
  • 絵の具そのものに厚みを持たせたり、なめらかにぼかしたりと、表現の幅が広い
  • キャンバス上で色を混ぜ合わせることができる
  • 古典絵画のような重厚感のある絵を描ける

デメリット

  • 乾燥に時間がかかる分すぐに完成しない
  • 溶剤の匂いや換気に気を配る必要がある

といった点は最初に知っておくとよいポイントです。

せっかちなら早く乾くアクリル絵の具のほうがいいんじゃないですか?

油絵ならではの魅力

① 筆致がそのまま「存在感」になる

油絵の具は厚みを持たせて塗ることができるので、筆のタッチやナイフの跡がそのまま画面に残ります。近くで見ると凹凸があり、光の当たり方によって表情が変わる――これは画面越しのデジタル画像では味わえない感覚です。

② 乾きが遅いから、何度でも向き合える

油絵の具は乾くまでに数日かかります。「失敗したらどうしよう」という不安が薄れ、納得いくまで色を重ねたり、形を直したりできるのは油絵ならではの強みです。じっくり一つの作品と向き合いたい方には、この“待てる余白”がむしろ心地よく感じられるはずです。

乾くのが遅いのは逆にメリットなんですね

はい。水彩やアクリルだと『失敗する前に決めなきゃ』という緊張感がありますが、油絵は“待てる”画材なんです。焦らず自分のペースで描けるので、初心者にもむしろ向いていると感じています

③ 時間が経つほど深まる色合いとツヤ

油絵は乾いたあとも独特のツヤと深みが残ります。完成直後だけでなく、年月が経っても色あせにくく、むしろ味わいが増していくとも言われています。「描いて終わり」ではなく、「これから先も一緒に過ごしていく作品」になるのが油絵の面白さです。

④ 完成した作品が、ちゃんと「モノ」として残る

デジタルで描いた絵はデータとして手元に残りますが、油絵は完成すればそのまま部屋に飾ったり、誰かに贈ったりできる“実物”になります。額装して壁にかけたときの存在感は、画面の中の作品とはまったく違うものです。

「難しそう」というイメージについて

油絵と聞くと、専門的な道具や技術が必要で、独学ではハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。実際、私自身も知識ゼロの状態から始めた一人です。

たしかに油まわりの道具など、最初は戸惑うポイントもあります。ですが、必要な道具や基本の進め方さえ押さえれば、独学でも十分に描き始めることができます。

水彩のように一発勝負ではなく、気に入らない部分は乾く前なら拭き取ればすぐに、乾いた後でも上から重ねて修正できます。

失敗を恐れずに描けるという意味で、実は初心者にやさしい画材だと思っています。

それに、油絵なら色を混ぜて作ったとしても、アクリルと違いパレット上ですぐに乾いてしまい「使えない!」ということにはなりません。

なにより、油絵はとても楽しい!使っていてとても面白い画材です。

始めは難しいと感じるかもしれませんが、学びながら描くうちにコツをつかんでどんどん楽しさが増していくはずです!

※これは同じ日に顔を修正したときの写真です

←修正前 修正後→

油絵に興味がわいてきました!

でも、何から用意すればいいんでしょうか?

こんな人に油絵はおすすめです

  • 普段デジタルで絵を描いていて、たまには手を動かして作りたい人
  • 昔美術の授業で触れたきり、もう一度絵を描いてみたい人
  • 「完成した作品をそのまま飾りたい・贈りたい」人
  • じっくり時間をかけて、一つのものと向き合いたい人

一つでも当てはまるなら、油絵はきっと相性の良い画材です。

まとめ

油絵は、直しがきいて重ね塗りができるという点で、実は初心者にやさしい画材です。最初から完璧に揃えようとせず、まずは最低限の道具で描き始めてみることをおすすめします。 私が実際に使っている画材の詳細は、使用画材一覧のページにまとめていますので、あわせてご覧ください。

次回の記事では、実際に油絵を始めるために最初に揃えるべき道具を、選び方のポイントとあわせて詳しく紹介します。

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